ブルーレイディスクのBDMVとBDAVの違いは何ですか?簡単に言うと、BDMVは市販のBD(BD−ROM)に使用されるフォーマットで、DVD規格でのDVD-VR(VRモード)に相当する。BDAVはデジタル放送を録画する際に使われるフォーマットで、DVD規格でのDVD-Videoフォーマット(DVD-VF)に相当する。 ブルーレイ、BDMV、BDAVがよくわからない人はたくさんいますと思いますので、今回は、BDMVとBDAVの違い、BDのリッピング方法とBDAVをDVDにダビングする方法を説明します。

パート 1: BDMVとBDAVの違い

BDMVもBDAVも、「アプリケーションフォーマット」と呼ばれる規格です。記録メディアにおけるアプリケーションフォーマットとは、コンピュータ以外のデジタル機器、AV機器など関連機器において扱う文書、音声、画像、動画などの情報を、特定の利用方法や関連機器上のアプリケーションで扱うための共通の形式や規格のことを言う。

構造の違い

BDAV(Blu-ray Disc Audio/Visual、BD-AV)とは、BD-RやBD-REなどの書き込み式Blu-ray Discで利用されているアプリケーションフォーマットの一種である。DVD規格でのDVD-VR(VRモード)に相当する。

BDAVイ
  • 動画圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC
  • 音声符号化方式:リニアPCM、AAC、AC-3(ドルビーデジタル)、DTS‐HDマスターオーディオ
  • 映像最大ビットレート:15Mbps
  • システム最大ビットレート:28.8Mbps

  • BDMV(Blu-ray Disk Movie、BD-MV)とは、光ディスクメディアで利用されるアプリケーションフォーマットの一種で、Blu-ray Discの読み出し専用規格である「BD-ROM」で用いられている。DVD規格でのDVD-Videoフォーマット(DVD-VF)に相当する。なお、BDMVの同意義語と言えるものにBD-Videoがある。市販BDソフトの規格の表現ではBD-Video(BDビデオ)と通称で呼ぶこともあるが、記録形式などの分野ではBDMVと呼ぶことが一般的である。

    BDAVイ
  • 動画圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC、VC-1
  • 音声符号化方式:リニアPCM、AC-3、DTSデジタルサラウンド、ドルビーデジタルプラス、Dolby TrueHD、DTS-HDマスターオーディオなど
  • 映像最大ビットレート:40Mbps
  • システム最大ビットレート:54Mbps
  • 他の違いまとめ

    ブルーレイ規格